この映画、一言で感想を言うならば、
ツッコミどころは多いけど、ゴジラとコングの戦いで超興奮できるからいいんじゃね?という感じの映画です。
まず、エイペックス社という企業がストーリーに関連してくるんですけど、
エイペックス社のセキュリティがザルすぎです。
外部者は入りたい所に入れるし、データも持ち出し放題です。
また、コングと会話ができるジアという子供が出てくるんですけど、
いくら重要な存在だからといって危険地帯を連れまわしすぎ。
何が起こるか分からないんだから安全な所に置いてこないと。
実際空母が転覆して溺れかけてるしね。
地下空洞に突入した時アンドリュース博士が「あそこを見てごらんなさい」的なサインを送ってたけど何でそんな余裕なの!?って感じました。
あと、小栗旬(芹沢博士)がまさかの敵側&チョイ役!
芹沢博士(渡辺謙)の息子だから色々活躍するのではと思ってたらそんな事なかった。
父がゴジラに絡んで亡くなったからゴジラに憎しみを持つのは分かるけどね。
まさかメカゴジラのパイロット役だとは。
しかも、メカゴジラの暴走で感電死という。
なんかもうちょっと見せ場とかどうにかならなかったのでしょうか。
それで、メカゴジラが自立して動けるのはなんで?
その理由が全く分かりません。
ギドラの怨念でしょうか。
これもどうかなと思うのは、陰謀論信じてる人をそのまま野放しにしてていいのかという点です。
コメディ要因みたいな扱いですけどある事ない事情報をばらまいてるヤバい奴で
しかも陰謀が真実につながってるという感じは道徳的にちょっとどうなの…と感じてしまいました。
その他もどんな船でもひっくり返ったら沈むだろとか地上から地下空洞に穴開けるゴジラ火力強すぎだろとかツッコミ所はあげはじめるとキリがない感じなのですが、
だからこの映画はダメなのかと言われればそんな事はありません。
なぜならば、ゴジラ,コングたち怪獣が魅力満点だからです。
ゴジラVSコング,ゴジラ&コングVSメカゴジラのバトルシーンは迫力満点です。
このバトルシーンが映画の大半を占めてるのでそれだけでもう元は取れてる感じがありますね。
前作までのゴジラは暗い所で戦いがちだったんですけど、今回は明るい所でのバトルが多いので見やすい所もグッドですね。
あと怪獣たちが表情豊かです。特にコング。
子ども限定とはいえコミュニケーションが取れますからね。
ヘリで吊るされて運ばれてくるシーンなんかは可愛ささえ覚えました。
OPのムービーもカッコ良かったですね。
ここでグッと心を掴まれた観客も多いのではないでしょうか。
ちょっと悪い言い方になるかもしれませんけど、この映画頭を使わなくても観れるようになってます。
それは決して悪い事ではなくて老若男女誰でも楽しめるようになってるという事です。
コロナ禍でちょっと日々に疲れを感じてる方はこの映画を観てストレス発散するというのはいかがでしょうか。
――おまけ――
今回買った物販の紹介です。
パンフレットと
グッズ(メダル,ステッカー,バッジ)です。
商品化したいという事は分かるのですが、グッズでネタバレを入れてくるというのはどうなんでしょうか。
そこ当たりはちゃんとフォローしてほしいものですね。